【前編】スポンサー獲得を目的とした今すぐ作れるSNSコンテンツ10選
- 2020.03.26
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今回は、プロスポーツチームに於ける、スポンサー獲得を目的とした、今すぐ作れるSNS(デジタル)コンテンツについて、私が海外のサッカークラブでマーケティングの仕事をしていた時の経験から、スポンサー獲得と親和性の高いコンテンツを紹介したいと思います。
そんな悩みに、各コンテンツに関して、海外クラブの参考SNS画像も添付して行き、画像が多くなりますので、今回は【前編】【後編】に分けて書いていきたいと思います。
またそのコンテンツに対して、親和性の高いスポンサー企業の業界についても考察して行きます。
今すぐ作れるコンテンツ10選
SNS(デジタル)コンテンツのスポンサー獲得に於いて、今すぐ作れるコンテンツを10個ご紹介します。
そのコンテンツとは、
- 日々の練習風景
- ケガ人の情報
- マッチデー情報(直近のホームゲームの情報)
- 選手の誕生日
- 試合の登録メンバーの発表
- 試合のスターティングイレブン発表
- ホームゲームの観客入場者数の発表
- ゴール速報
- 試合結果速報
- 試合スタッツ情報
です。
このリストを見て、
と思う方も多いのではないでしょうか?
そうです、既に作ってるんです!
「今すぐ作れる」とご紹介させてもらったのは、既に作っているSNSコンテンツに「スポンサー露出」という視点を加えるだけで、そのSNSコンテンツは「スポンサー獲得」の為のコンテンツに変わるからです。
少し視点を変えれば、「スポンサー露出」のコンテンツになるSNSの投稿は沢山あるのですが、今回はプロサッカーチームのホームゲーム開催週の1週間を想定して、「今すぐ作れる」10個のSNSコンテンツを説明して行きたいと思います。
日々の練習風景
この日々の練習風景に関しては、ホームゲーム週に限らず毎日更新(非公開練習の日は除く)しているチームがあるぐらい、一般的なSNSのコンテンツですよね。
そのSNSの写真の中にスポンサーを入れたり、コメント上にスポンサー企業様のロゴや名前を露出をしたり、ハッシュタグを追加するだけで、SNSの一投稿が「スポンサー露出」のコンテンツに変わります。
このSNSコンテンツのイメージは、
- 選手と共に
- ハードワーク
- 選手のそばに
という印象を持たせることができ、
親和性の高い企業や業種は、
- ユニフォームメーカー
- トレーニング機器メーカー
- カメラメーカー
などが挙げられます。
この日々の練習風景は、投稿頻度が多いSNSコンテンツになりますので、最も「露出頻度」の多いコンテンツになるでしょう。ですのでポイントは、頻度の高い投稿に毎回スポンサーロゴが付いていると、皆さんがYouTube広告や、Yahooを開いた時に毎回出て来る同じ広告に「また!?」と抱く感情と同じ様に、多少マイナスイメージを作りかねないので、使用する写真の中にさらっと写し込むのが良いかもしれませんね。
Big game coming up! 🏠🔥👏#RealBetisBarça pic.twitter.com/7YckHJfCYv
— Real Betis Balompié (@RealBetis_en) February 5, 2020
⚽🆚🦇#ValenciaRealBetis pic.twitter.com/9oYrq7FIHt
— Real Betis Balompié (@RealBetis_en) February 25, 2020
【参考】複数枚写真を使い、その内の1枚にバッチリ、スポンサーロゴを露出
ケガ人の情報
この情報に関しては、賛否両論あると思います。試合が近づいているのに、ケガ人の情報を出してしまったら、相手チームが試合の登録メンバーの予想がし易くなるというリスクもあります。
ただこの考えに関しては、日本と海外とで違いがありますので、その視点に関しては、こちらのブログにも記載していますので、参考までに見てみてください。
このコンテンツのイメージは、
- メディカル、医療
- リカバリー
- 健康
という印象をもたせることができ、
親和性の高い企業や業種は、
- 病院
- 医療関係の専門学校
- 医療機器メーカー
- 健康食品メーカー
などが挙げられます。
イメージしにくいかもしれませんので、参考に下記をご覧ください。
🚑 MEDICAL REPORT | Diego Lainez has been operated for appendicitis ⛑😔
You’ll be back soon, @DiegoLainez10! 💪🆙
➡ https://t.co/HERUiWl4IR pic.twitter.com/jfBtzZhxaj
— Real Betis Balompié (@RealBetis_en) February 15, 2020
【参考】画像の中央下部に、チームのメディカルスポンサーのロゴ
マッチデー情報
先に申し上げた通り、今回のテーマはホームゲーム開催週を想定したSNSコンテンツのご紹介ですので、もちろん週末のマッチデー(試合)情報もコンテンツになります。
このコンテンツのイメージは、
- スケジュールの告知
- チケットの販売促進
- スタジアムに行こう!
- 一緒に応援にしよう!
という印象を持たせることができますので、
- 新聞社
- ベッティング会社
- チケット会社
- 交通系会社
- ビール会社
などの会社がスポンサー候補として、挙げられます。
#ElGranDerbi will be played on Sunday the 15th of March at 9 p.m.! 💚🆙👏 pic.twitter.com/OBSWvKRF8e
— Real Betis Balompié (@RealBetis_en) February 20, 2020
【参考】画像の中央下部に、ビール企業のロゴ
選手の誕生日
ホームゲームの開催週に限らず、「誕生日」に関しては年間を通したSNSコンテンツとして活躍しますよね。
選手だけに限らず、監督、マスコットを入れたり、シーズン中の移籍を考えれば、年間を通して、30~35のコンテンツぐらいにはなるのではないでしょうか?
このコンテンツのイメージは、
- ハッピー!
- プレゼントを買う
- 記念日
という印象を持たせることができ、
- おもちゃメーカー
- ショッピングモールや百貨店
- 写真屋
またこの「誕生日」コンテンツの「ハッピー」というイメージから、業界に絞らずとも、その企業のブランドイメージや広く知られている企業理念やスローガン等に「ハーピー」や「幸せ」というメッセージが直接的に含まれていれば、十分にこのSNSコンテンツとの親和性が高いと言えるでしょう。そう考えれば、スポンサー営業をする際のターゲット企業の数は一気に増えますよね。
The wizard is celebrating! 🎩🎂 Show us your best tricks today to win the game! ✨🎁 Happy birthday, @SergioCanales! 🕯😀 pic.twitter.com/EVXT37Q9UY
— Real Betis Balompié (@RealBetis_en) February 16, 2020
【参考】画像の中央下部に「全ての人にハッピーを届ける」を企業理念(ミッション)に掲げる企業のロゴ
試合の登録メンバーの発表
このSNSコンテンツは少し視点を変えてみましょう。
実はこのSNSコンテンツには、ファン・サポーターに対して、ポジティブとネガティブの両方のイメージを抱かせることになります。
ポジティブ感情
- ファンの期待するベストメンバーだった
- ケガから復帰した選手がメンバー入りした
- 推しの選手がメンバー入りした
ネガティブ感情
- ファンの期待するベストメンバーではなかった(前節、敗戦したメンバーのまま等)
- 消極的な采配が予想できるメンバー構成だった
- 推しのメンバーがメンバー入りしなかった
もちろん、ファン・サポーターはどんなメンバーであれ、試合を向かえれば全力で「応援」するマインドになってますが、このSNSコンテンツが投稿された「瞬間」はファン・サポーターそれぞれで、
つまり、スポンサー企業のブランディングとしては、どっちにファン・サポーターの感情が振れるかわかりませんので多少リスクがあります。ですので、このSNSコンテンツに対する相性の良いスポンサー企業は、私の私見ではありますが、
- ユニフォームスポンサー
- ユニフォームサプライヤー
- その他トップカテゴリーのオフィシャルスポンサー(高額)
- 当該ホームゲームのマッチデースポンサー
がおススメです。
なぜなら、上記スポンサー企業は、ファン・サポーター感情から推測すると、
であり、「金銭面」で多大なサポートをチームが受けているという認識をされています。いわば「同志」という感覚を抱いているファン・サポーターが多いはずです。
登録メンバーが発表された「瞬間」には「ポジティブ」「ネガティブ」両方の感情がSNS上でも拡散します。ただ時間が経てば、その感情は「それでも俺たち(ファン・サポーター)は応援するぜ!」のマインドに向かって行きます。
その感情に寄り添うのは、いわば「同志」であるスポンサー企業群が適切だと、私は経験上思っております。
Our eleven for #RealBetisMallorca! 🏋️♂️🎳#DíaDeBetis pic.twitter.com/vVHoFOtBsG
— Real Betis Balompié (@RealBetis_en) February 21, 2020
【参考】画像中央下部に、ユニフォーム胸スポンサーのロゴ
【前編】まとめ
ここまで、スポンサー獲得を目的とした、今すぐ作れるSNS(デジタル)コンテンツについて【前編】の5つをご紹介してきました。
ご覧になって気付いたと思いますが、参考にしている投稿はスペイン・ラリーガに所属するレアル・ベティスの投稿です。彼らは、チーム成績こそ近年不振が続いていますが、SNSのフォロワー数はなんとラリーガの中で、「バルセロナ」「レアル・マドリード」「アトレティコ・マドリード」についで、4番目に多いんです。
参考にさせていただきました通り、彼らのデジタルマーケティングはその数字が証明している通り、特に優れていると個人的に思ったので引用させていただきました。
引き続き、【後編】に関しても更新しますのでお待ちください!
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