これで安心して試合観戦ができる！【センサリールームの：英２部シェフィールド・ユナイテッドFC】

サッカーイングランド２部リーグ、EFLチャンピオンシップに所属するシェフィールド・ユナイテッドFCは、ホームスタジアムであるブラモールレーンに「センサリールーム」がオープンすることを発表しました。これにより、ブラモールレーンがすべてのファン・サポーターにとって、可能な限り包括的かつアクセスしやすくすることができるとクラブ公式サイトには記載されています。

Introducing our new sensory room. 💫

A brand new space within Bramall Lane, designed specifically to support those with additional sensory needs attending the game. pic.twitter.com/IR0JUintOA

— Sheffield United (@SheffieldUnited) September 10, 2021

(引用：Sheffield United FC 公式Twitter)

新しい「センサリールーム」は、ピッチの全体を見渡せる側のスタンドにあり、大きな音、明るい光、過密状態に対する過敏症などのファン・サポーターが安心してサッカー観戦できるよう設計されています。車椅子でのアクセスも可能で、低レベルの照明で防音されており、壁には「知覚・感覚オモチャ」が取り付けられています。屋内と屋外の両方の座席エリアには豊富な専門機器と、専門的で資格のあるスタッフチームが観戦者をサポートできるよう準備している。

この「センサリールーム」は、9月25日のダービーカウンティ戦以降のすべての試合日に予約でき、試合日はキックオフの1時間前から試合終了後の30分後まで利用でき、スタジアムからの安心して、静かな退場が可能です。

日本でも、川崎フロンターレが日本初のセンサリールームに取り組んだりと、日本でも徐々に認知が広まっていますが、まだまだ日本全国のほとんどのスタジアムには「センサリールーム」はありません。東京オリンピック後の、スポーツを通じて持続可能な社会の実現する機運が高まっている今だからこそ、誰でも安心・安全に観戦ができるスタジアムを目指して、より多くのＪリーグクラブが「センサリールーム」の設置に積極的になってくれることだろう。